« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

今年の甲殻類

さて最近ウミウシに浮気していたけどやっぱりそれじゃあ今年は締めくくれない。今年もっとも興奮した甲殻類なら間違いなくモンツキトゲコブシガニだけどお気に入りの1枚といったらなんだろう。いろいろと候補はあったけど自己満足的にはこれだろうか。

Dsc_9993_edited1

ヨコシマエビ 大瀬崎湾内 水深7m 体長6~7mm

ちょっと前にナマコダイバーをやっていたときナマコマルガザミのペアやウミウシカクレエビなんかが付いているのも見たけどやっぱりダントツでかわいかったのがこのペア。まだ身体が透けるほど幼いヨコシマエビが大きなアカオニナマコについていた。最初バラバラでいた2匹に少し寄り添ってもらうとその後は実に仲良しそうに寄り添い続けてくれた。途中アカオニナマコが動き出すと体表面はシャクトリムシの様に上下に波打ちはじめ小さなヨコシマエビにとっては大波に翻弄されているような気分だったに違いない。その間2匹は嵐が治まるのを待つかのように身を寄せてじっとしていた。その姿があまりにもかわいらしく思わず海中でニンマリしてしまったのを覚えてる。そして今もパソコンの前でニンマリしている。

そしてもう一つ。今年で最もホットな話題はやはりこれか、、、。

Dsc_3164_5

15、6キロある14リッタータンクを2つ背負いスクワットをするU窪師匠。今年はラーメンをなんと420杯も食べ最近はそのカロリーを消費するかのように肉体改造に励んでいる。なんでも朝の4時から筋トレに励んでいるとか。足は丸太の様に太く肩周りをパンチすると凄い質量のゴムの塊に跳ね返されたようになる。バイトのケンシに元プロレラー(ヒール)だと言うとすんなり信じてしまった。ただでさえ怖そうなのに今は近づくのもためらわれる。

今はU窪流スクワットの効果で足がプルプルしている。

ちなみにこの写真は「こんなもん載せんじゃねーぞ!」と言われたけどあまりにも幸せなカットだったのでつい載せてしまった。まあ今年も終わりだしいいか。

では良いお年を!

| コメント (6)

ウミウシの顔

昨日今年一番のウミウシスマイルをアップしたばかりなのに今日また衝撃的なウミウシに出会ってしまった。これはどうしても見てもらいたい。

お隣の甲殻類大好きのK君からは突き刺さる視線ではなく「刺しますよ」との有難いお言葉を頂いたばかりではあるが。

一見無表情に見えるウミウシもふとした瞬間にその素顔を晒す。彼の場合はちょうど岩に付いている海藻だかなんかの餌を食べようと顔を持ち上げたその瞬間にその素顔を晒した。

そしてこの顔どこか親近感が湧く、、、。

Dsc_2027c_edited2

ミアミラウミウシ 大瀬崎門下 水深15m 体長4cm

色彩のド派手さで有名なこのウミウシにこんな素敵な表情があったとは知らなかった。思わず今日もウミウシで大満足してしまった。

家に帰ってテルに意見を聞くと

「これあなたに似てるね」

と素敵なお言葉を頂いた。

ん、、、、たしかにちょっと似てるし。

ようやく「ウミウシの眼」ギャラリー公開しました!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://wamonyadokari.web.fc2.com/gallery/index.html

| コメント (4)

ウミウシの眼ギャラリー

とっくに完成しているはずのHPが何故だか全然完成しない。

ヤドカリ図鑑もあと一息で止まってるしギャラリーも一向に写真が増えない。これはまずい。今年中にせめてヤドカリ図鑑は完成させないと、、、ついでにウミウシギャラリーもアップしよう。今年はあと9日もあるからそれくらいできるはず!頑張れ!!

何故ウミウシギャラリーかと言えば今年一番の萌え系ウミウシが撮れて大満足だからだ。

この顔、、、、ぷっ(笑)

Dsc_1367_edited1

フサウミナメクジ 大瀬崎湾内 水深6m 体長4cm 

海草にくっついてモゾモゾとしているところを写真に撮っていたら向きを変えてこんな鉄棒やってるみたいなポーズになった。丸くてポニョポニョで眼がチャーミングで模様がハイセンス!今もパソコンの前でにやけてしまっている、、、。冬は甲殻類が増える時季だけどそれを凌ぐ勢いでウミウシが増加してきて気が付くと無視でいない状況になる。特にアメフラシ科というもっともウミウシ好きに人気のなさそうなグループにメロメロ。この目つき、ヤドカリ並にチャーミングだと認めざるを得ない。

そしてお隣の甲殻類大好きのK君からの冷たい目線が背中に突き刺さるのを感じる今日この頃であった。

| コメント (6)

旅する木

Dsc_0972c_edited2

キビナゴ 大瀬崎 湾内 表層 iso200 f11 1/180

高校生までの自分では全く考えられなかったけど活字が恋しい最近である。

結婚して子供ができてただでさえ潜り三昧で本を読む時間なんてなかったのに今は僅かな隙を見つけてちょくちょく読む程度になった。そんな中でも今年に入って既に3回目も読んでいる本がある。星野道夫さんの「旅する木」もし読んだことがない人がいるならかなりお勧め。

なかでも自分の心の深くにどっしりと沈殿した文章がある。

以下抜粋。

”いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕日を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさや、その時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?”

”写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンパスに書いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな”

”その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・・・その夕日を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって”           

                                  旅をする木より  

いままで漠然にしか考えれなかった気持ちが言葉になって頭の中に入ってきた。そういうことだ。そうだったのか、、、。

どこそこの海外に行ってクジラ見たとかジンベエ見たとか言われても写真を自慢されてもその時の思い出話を懇々と話されても、いいな~とか、あっそうとかって憧れや嫉妬くらいの感情しか湧かないもんな。自分が変わってゆくこと、、、、。難しいな。

写真を必死に撮って自慢するのも楽しいけど、それだけじゃ海に潜っている意味がない。海の素晴らしさは伝わらない。

まず変わりましょう、、、。

明日からはウミウシ探します、、、、。

| コメント (2)

一路はエビちゃんがお好き?

水平線に陽が没し辺りが闇に包まれだすと砂の中からこの時を待ちわびていたかの様に這い出てくる者たちがいる。

昨日の夜新たな甲殻類との出会いを求め深みへ降りていくと斜面の途中で1匹のエビに出会った。ナイトではわりと良く目にするエビなんだけど今まで撮ったことがなかったのでやや深いな、と思いつつも撮ろうとする。するとエビは砂泥からふわっと飛び立ち泳ぎだした暗闇の海中を泳ぎだした。10秒か20秒か、そんな時間だったと思う。長い触角が見事な線を描きその姿はいかにも優雅ですっかり魅了されてしまった。

結局斜面を下ってみてもお目当てのコブシガニやヤドカリは見つからず昨日の成果は行きがけの気まぐれで撮ったこのエビだった。

Dsc_0150_3

エビちゃん 大瀬崎 湾内 水深30m iso200 f16 1/125

良く目にするエビだけどそう言えば種を見分けたことがあまりなかった。そんな種って結構いるんだよな。で調べてみたけど今ひとつ決め手にかける。そして焼酎を飲みながら悩んでいると利発そうな声が聞こえた。

「お父様しばしお待ちください」

Dsc_0414

なんと8ヶ月を越えたばかりの一路が自分のバイブルである「海の甲殻類」で調べていた!!なんてできた子なんだろう、、、、。恐るべし。子供の成長とは早いもので親の知らないところでスクスクと育っていた。しかも目の付け所が良い。

「お父様このミナミロウソクエビではないでしょうか?」

「生息10~100m、体長2cm、夜の砂泥底でみられると書いてありますよ」

むむむむむ、、、、さすが一路。文字を読むどころか既に種の判別ができるまでに成長していたか。しかしどうも体色やら模様が違う気もする。

Dsc_0427

すると一路もそう思ったのか悩み出した様子。

そして、、、

「グシャグシャグシャ、、、」

ん?

あ~っ!一路!!!それは俺の聖書だぞ!!バイブルだぞ!!峰水さんに申し訳がない、、、、

しかし苦悩する一路もかわいい、、、ついつい写真を撮っていると

「ピリッ」

ぐあぁぁぁ~、、、そ、そ、それ以上は、、、、、堪忍を。

まぁかわいいから許すけど。

我が家の一路大物になりそうです。

って書いてる横でまたグシャグシャやってるし!!!

うお~一路ぉ~!!!

| コメント (2)

パンデミック

最近話題のパンデミックを先取りしてしまった、、、。

一路に端を発し、テル、そして自分へと魔の手は忍び寄った。

腹痛、嘔吐、発熱。

随分と苦しめられた。

ほんと苦しかった、、、。

これが世界的に流行ったら確かに大変だ。

しかしそんな苦痛とは裏腹に海の中はいつも通り陽気な生き物に満ち溢れている。

Dsc_9226c_edited2

クツワハゼ 大瀬崎湾内 水深5m

Dsc_9508c_edited2

コウライトラギス 大瀬崎湾内 水深10m

Dsc_9216_edited1_2

コケギンポ 大瀬崎 一本松 水深14m iso200 f16 1/60

みんな普通種ながら愛嬌のある顔で大好き。

仕事としてはクマドリカエルアンコウやニシキフウライウオが重要種になるんだけど好みで言えば間違いなくこの愛嬌いっぱいのこの魚たち。普通種ゆえに探す手間はいらないし、挙動不審の目つきがたまらない。いっつもこんな生物ばかりを観察して撮影していたいと思うんだけど実際に海に潜っていると誘惑の数は無限で揺らめく海藻に気をひかれることがあればヤドカリに気を惹かれることもあるし水面に浮かぶクラゲに魅了されることもある。そんなこんなでなかなか撮る機会を得ない普通種君たちだけど最近は何故だか撮りたくて仕方がなくてついつい時間を費やしてシャッターを切っている。特にトラギスなんて今まで全然撮ったこともないのに最近は初恋の様に海に潜ってないときでも突然トラギスのつぶらな瞳が頭の中でキョロキョロと揺れて心をくすぐる。これはトラギスへの恋の芽生えなのかもしれないと密かに思う次第である。

これからもこんな何気ない出会いを大切にしていきたいと思う。

| コメント (2)

落ち込む魚、落ち込む一路。

落ち込んでます。

Dsc_7418

タカクラタツ 大瀬崎 湾内 水深13m iso200 f4 1/30 ダークバスター使用

3週間くらいほぼ動かずにロープに絡み付いて格好の被写体となってくれている有難いタカクラタツ。水底から50cmくらいの場所にいることが多かったので青抜きも黒バックも楽々させてもらえて更に有難い。そしてタツ独特のちょっと悲しげな憂いの目線がぐっと心を鷲づかむ。頭を垂れて反省している様だ。

タツの仲間はみんなやや下向きだからどうしても悲しげに見えてしまうけど実は下を向いているだけで結構陽気な奴もいるんじゃないかとじっくりと観察してみるんだけれど今のところ見たことがない。近づいてじっと見つめると視線を左右にせわしなく動かして心の動揺が伝わってくるばかりだ。きっと擬態を見破られているかどうか不安でたまらない心の現われなんだろう。だからあまり近くで見つめすぎると申し訳ない気分になったりもする。そして今日このタツはついにロープから去ってしまったらしい。きっと擬態を見破られて傷心旅行にでも出たことだろ。

そして我が家ではかわいいかわいい一路君が遂に人生で初めて風邪を引いた。

ミルクも水も全然飲まなく.なって笑顔が消えて仏頂面の一路君。

かわいそう、、、、。

早く治ってまた笑顔を見せておくれ。

| コメント (4)

パキスタンの風~ナウシカに会う~

3年と少し前何故だかパキスタンにいた。

ヒッピーの聖地、ナウシカのモデルとなった場所とも言われるフンザを後にして向かった先は3つの少数民族が暮らすというカラシュバレー。そこは観光客はほとんどいないごく少数の旅人のみが行くのどかな村。そこに暮らす人々はのんびりとした時の中で平和そうに暮らしているように見えた。

そしてそこでナウシカと出会った。

ナウシカと言えば全ての日本男児の憧れのひとランキングBest1に輝くあの風の谷のナウシカのこと。風の谷と呼ばれているフンザでは探しきれなかったがこの小さな辺境の谷に暮らしていた。

小さな少女はその時僕の前でクルクルと踊っていた。

旅に出てよかった。

そう思えたひと時。

Nausika2

ナウシカ (パキスタン北部カラシュバレー)

Nausika_4

おさなごを抱くナウシカ

きっと今頃は風を読んでメーヴェに乗っていることだろう。

と何故かいきなりパキスタン話おされても困るとは思うけどつい懐かしくなって、、、。

と言うのも昨日は中国の桂林で会ってパキスタンのペシャワールで会ってブルガリアのソフィアで偶然にも会った伸也さんが3年ぶりに会いに来てくれた。ダイビングの仕事をしていると土日は忙しく平日は皆仕事をしていて友達には全然会えない。そのうち友達が魚とヤドカリだけになっていく。そんな中でまだ自分のことを覚えてくれていてわざわざ会いに来てくれた。ありがたいことだ。

そして懐かしい思い出がどんどんと湧き出してきて止まらない。

封印していたはずの旅好きの虫がゾワゾワと身体の中で蠢き始めてしまった、、、。

伸也さんは来年にはカナダへワーホリでいくらしい。

やっぱり自由で素敵だ。

また会う日が楽しみだ。

そして今思うことは乱雑に押入れに投げ込まれている旅の写真の塊を整理しようかと思う心とそろそろ一度旅を振り返ってみようかという心。あまりにも楽しくて刺激的な思い出で鮮明に思い出すのがちょっと怖くてできるだけ封印していたんだけどそろそろいいかな?

Dsc_1779

色んな国に行って辺境にも結構行って色んな出会いがあった。ほんとに刺激的で忘れられない日々。

そして海もまた同じくらい刺激的で抜けられない世界だ。

あ~海外に行きたい!!世界の海に潜りたい!

なんとか一路とテルを連れて世界を回る計画を立てないと!!

そうそうヤドカリ図鑑更新しました!ヒメヤドカリ属まで解説付です。

http://wamonyadokari.web.fc2.com/

↑未だにリンクの仕方が分からないのでこんな感じでクリックしてやって下さい。

グダグダのヤドカリ図鑑もようやく完成。googleの検索でも4番目くらいに引っかかるようになって満足しているところです。では。

| コメント (4)

海から見上げる空

今年も残すところ後1ヶ月、1年って早いな~。なんてごく月並みなことをつい言ってしまう時期になってしまった。

今年遣り残したことはないか。自問自答してみる。

けれど

やらなければならないことなんてなかった。

よく潜って海を深く知ること、一路に1日30回キスすること。

あるとしたらそんなもんだ。

だからあと一ヶ月潜りまくって一路にキスしまくっていれば万事オーケー。

かなぁ??

Dsc_8040c

富士山が綺麗に見えるこの時季、空も綺麗なことが多い。特に朝夕は良い。

そして海の中からも綺麗に見えることもある。

条件は色々。透明度が良いこと、天気が良いこと、雲が適度にあること、海が凪いでいることなどなど、それに適度の魚が加わればイメージ通り!しかしこれがなかなか上手くいかない。数日前の早朝はこれらの条件が全てそろっていたのでちょっと苦しいのを我慢して息を止め魚が頭上を通るのを待って、待って、呼吸したいという脳の指令をぐっと押さえ込んで、パチリ。

ぶはぁ~。

なかなか満足した。

今年はあと何本潜れるかな?

あっ忘れてた。

一路少年。

Dsc_2702

かわいい。

いや、かわい過ぎる。

| コメント (2)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »